本施設は海老名市、座間市、綾瀬市から発生する可燃ごみ及び不燃ごみを処理する施設です。
「高効率ごみ発電施設」「マテリアルリサイクル施設」をクリックすると、それぞれの設備紹介が表示されます。
ごみ収集車は、大きなはかりのようなごみ計量機の上に停車し、運ばれてきたごみの重さを計ります。
プラットホームにはごみ投入扉が4門あり、ごみ収集車にて運ばれてきたごみを投入扉からごみピットへ投入します。
ごみピットに貯留されたごみは、ごみクレーンによって十分に混合、撹拌され均一なごみとなり、ごみ投入ホッパに投入されます。
内部は逆送式ストーカと呼ばれる階段状の床があり、ごみを動かしながら燃やします。ダイオキシン類の発生を抑制するため850℃以上の高温で焼却します。
焼却灰は焼却炉からコンベヤで搬送され磁選機にて、鉄類が取り除かれ、鉄は鉄ピットに、灰は灰ピットに貯留されます。そして、施設外へと搬出され、リサイクルされます。
集じん器などで捕集した飛灰に薬剤を加えて混練することで、重金属の溶出を防止し安定化させた後、飛灰処理物貯留ピットに貯留します。
内部には水が流れる水管が多数張り巡らされていて、水管の間を高温の排ガスを通すことで排ガスから熱エネルギーを回収します。
ボイラで発生する蒸気の力でタービンを高速回転させ発電します。発電した電気は施設内外で利用する他、余った電気は電力会社へ売電しています。
発電に利用された蒸気は、低圧蒸気復水器にて空気の力を使って冷却し水に戻され、再びボイラで使用する水として利用されています。
ナトリウム系薬剤を吹き込み、ろ布と呼ばれる筒状のフィルターに排ガスを通すことで有害物質を除去します。さらに、ろ布には特殊な触媒をコーティングしており、ダイオキシン類を効率的に分解します。
集じん器でクリーンに処理されたガスは誘引送風機を経て、高さ59mの煙突から大気中へ放出しています。
場内各所に設置されたカメラの映像や各機器のデータが集約され、24時間体制で施設の運営状況を監視しています。